方位学や九星気学は当たらない?占う前に押さえておきたいこと
この記事は、幸せ方位占い師「松平兼幸」先生が運営する、吉方位の情報発信サイト『吉方位通信』-「吉方位の基礎知識」の人気記事からの抜粋です。
方位学や九星気学で占う前に押さえておきたいポイントを解説、方位学や九星気学は、当たる?当たらない?そんな疑問に答えてくれる人気記事です。
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引っ越しや旅行、あるいは人生の大きな決断の際により良い運気を求めて、方位を気にされる方は少なくありません。しかし、その結果が必ずしも期待通りではなかったとき、方位学そのものへの不信感や「やっぱり当たらなかった」というがっかりした気持ちを抱いてしまうのも無理はないかもしれません。
では、なぜ古来より多くの人々の指針となってきた方位学や、九星気学が「当たらない」と感じられてしまうことがあるのでしょうか。
その背景には、方位学の持つ奥深い性質やその効果が現れるまでのプロセスに対する、ほんの少しの誤解が隠されていることが多いのです。
この記事では、方位学や九星気学への皆様の素朴な疑問にお答えいたします。
基本的な考え方から、なぜ「当たらない」と感じてしまうのか、その具体的な理由と知恵。また、ご自身の人生をより豊かに活かすための重要なポイントまで一つひとつ丁寧に解説していきます。
方位学と九星気学の関係は?
「方位学」と「九星気学」どちらも運勢や方位について語る際によく耳にする言葉ですが、この二つの関係はどのようなものなのでしょうか。
「方位学」とは、その名の通り方位の吉凶を判断し、それに基づいて開運を目指す様々な占術や考え方の総称です。その中には、奇門遁甲や風水、そしてここで中心的に取り上げる九星気学など、多種多様な流派や手法が含まれています。いわば「方位」という大きなテーマを扱う学問のジャンルのようなものと捉えることができます。
その方位学の中でも、特に個人の生年月日を基にして運勢や性格、そして方位の吉凶を導き出す占術として日本で広く普及し、活用されているのが「九星気学」です。
九星気学は、古代中国から伝わる思想(九星、干支、五行説)を基に、明治時代に日本で体系化された比較的歴史の新しい占術です。個人の運命と時間、方位のエネルギー(気)の流れを組み合わせ、より実践的な開運法を導き出すことにその特徴があります。
つまり、方位学という大きな枠組みの中に九星気学という非常にポピュラーで実践的な占術が存在するという関係性になります。
九星気学で得意とされているテーマ
九星気学は、単に引っ越しの方位を見るだけの占術ではありません。人が生まれた時に「天」「地」にどのような気が満ちていて、その結果本人に、どのような性質・特徴が宿るかを判断します。この性質・特徴を「九星」にわけています。
そして、その人の性質・特徴を元に、その時々の天地に満ちる気、そして相手がいるならばその人との気の関係性を観て、様々な質問にお答えするのです。
さらに細かく見る場合は、生まれた年のみでなく、月、日、時も使いますが、基本は生まれた年でわかる「本命星」を使います。
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吉方位
九星気学の最も代表的な活用法が、この「吉方位」を見つけることです。
ご自身の本命星にとって相性の良いエネルギーが巡っている方位へ旅行や引っ越しをすることで、その土地が持つ良い「気」を取り込み、運気を向上させる「方位取り(祐気取り)」は、古くから伝わる開運法です。
また、後述する「凶方位」を避けることで、災いを遠ざけるといった活用法もあります。
➡ 引っ越しする際に知っておきたい吉方位と凶方位を解説!対処法もご紹介
適職
ご自身の本命星が持つ性質や才能を分析することで、どのような職業や働き方がその人の能力を最大限に発揮させ、成功に繋がりやすいのかといった「適職」を知ることができます。
例えば、コツコツ成果を積み重ね、足元を固め、崩れることがないようにしてから次へ進むのが得意な生まれの人と、常に変化や新しい刺激を求める人とでは、自然と適職や働き方も異なります。
なので、九星気学はご自身のキャリアプランを考えるうえで、大きなヒントを与えてくれます。
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本来の性格
九星気学では、人は皆生まれた時の天地の気の影響を受け生まれてくるので、それぞれに固有の性格や気質を持っていると考えます。
よく「千差万別と言うのに、九星気学は九種類しか人間を想定しないのか」と言われます。
本命星のみでみるならば確かにそうなのですが、実際には生まれた月、日、時。さらに九星以外に「干支」も含めてみていくので、その分類数は数百を超えます。
ただ、これをすべて書き記すのはとても大変です。
それに、そこまで細かく見なくても、前述のように大きな範囲を知るならば、本命星のみでも十分対応できます。
ご自身の本命星を知ることで、自分でも気づかなかった本来の性格や強み、弱みを客観的に理解することができます。つまり、自己分析の非常に有効なツールとなるのです。
相性
ご自身の本命星と、相手の本命星との関係性(相生・相剋・比和)を調べることで、恋愛や結婚、あるいはビジネスパートナーとの「相性」を読み解くこともできます。
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九星気学の相性とは、良し悪しを言うだけでなく「どうやったら相手とより良い人間関係を築けるか」というコミュニケーションのヒントを知るためにあります。
相性が良いから仲良くなれる。悪いから仲良くなれない、という事ではありません。正しくは、相性が良い相手なら、比較的簡単に仲良くなれる。逆に悪いと、なかなかそりが合わず、仲良くなるまで時間がかかってしまいがちになるのです。
知らないでいると、無用な労力をしてしまい、損をしてしまいかねません。
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運勢
年や月、日ごとに巡ってくる星のエネルギーと、ご自身の本命星との関係を見ることで、その時々の「運勢」の流れを知ることができます。
今は積極的に行動すべき時なのか、あるいは内省し力を蓄えるべき時なのか。運気のバイオリズムを知ることでより賢く、スムーズに人生の波を乗りこなしていくことができます。
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また、運の波があると言っても、単純に一喜一憂しないで大丈夫です。わかりやすく話すために「吉」とか「凶」と言いますが、実際には吉も凶もなく、ただ流れがあるだけです。
その流れに沿った行動をすれば、どんな時でも順調に過ごすことができるでしょう。
ただ、どんな流れかを知らないと、冬なのに薄着で出かけて風邪をひくという事になりかねませんので、知っておくと得になります。
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九星気学で占う前に理解しておきたいこと
九星気学をより深く、そして正しく活用するためには、いくつかの基本的な概念を理解しておく必要があります。
生年月日をもとに導き出された九星と干支・五行の構成を理解する
九星気学の鑑定の基礎となるのが、個人の生年月日から導き出される、「本命星」「月命星」「日命星」といった、九星の情報です。
これに生まれ年の「干支」と、万物の根源とされる「木・火・土・金・水」の五行の要素を組み合わせることで、その人の持つ基本的な性質や運命の傾向を多角的に読み解いていきます。
これらの要素がどのように組み合わさっているかを理解することが、鑑定の第一歩となります。
自身の傾斜を知る
本命星や月命星に加え、その人の深層心理や潜在的な才能を示すもう一つの重要な要素が「傾斜(けいしゃ)」です。
これは、後天的な運勢に大きな影響を与えるといわれています。ご自身の「傾斜宮」がどこなのか。そしてどの星が巡っているかを知ることで、より深いレベルでの自己理解が可能になり人生の課題や、進むべき方向性がより明確になります。
星に沿った生き方をすると運が開ける
九星気学は、運命を決めつけるためのものではありません。
それは、ご自身が生まれ持った「星」の性質や特徴。個性や才能を最大限に活かすための「取扱説明書」のようなものです。
前述のとおり、コツコツ働き、安心感のある職場でないと力を発揮できない人に対して、歩合制の成果を出さないとすぐに首になってしまうような環境を与えてしまうと、対応できる人の率が少なくなります。
他にも、リーダーシップの星を持つ人が誰かの下で指示待ちの仕事をしていては、その能力は発揮されません。
ご自身の星の特性を理解し、それに沿った無理のない自然な生き方を選択すること。それが自分らしく輝き、そして運を開いていくための最も大切な秘訣なのです。
吉方位検索システムとスマホ用アプリ
吉方位旅行を効果的におこなうためには、それぞれの今吉方位の効果を正しく理解することが重要です。
「吉方位 検索システム」を使用することにより、毎日の吉方位を検索できるだけでなく、旅行先の出発日も簡単に調べることができます。
吉方位検索システム
吉方位検索システム(WEBブラウザ版)です。
吉方位検索アプリ
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方位学・九星気学が当たらないといわれる理由
これほどまでに奥深い知恵を持つ九星気学ですが、世の中には「占いは当たらない」と感じる方がいるのもまた事実です。
なぜ、そのようなすれ違いが起きてしまうのでしょうか。
その理由の多くは、方位学の正しい使い方や、効果の現れ方に対するほんの少しの誤解から生じているのかもしれません。
理由①方位の取り方を誤っている
方位の吉凶を判断する際の基本的なルールを誤って解釈しているケースです。
方位を判断する際の中心点として、ご自身が今実際に住んでいる「自宅」でなければなりません。
また、地図上で方位を測る際も一般的な地図(メルカトル図法)ではなく、地球の丸みを考慮した正確な方法(真北を基準とする)で測る必要があります。
こうした専門的な方位の取り方を誤ってしまうと、導き出される吉凶も全く違ったものになってしまいます。
➡ 吉方位のパワースポットとは?選び方やおすすめスポットも紹介
理由②吉方位の効果が現れるまでには時間がかかる
吉方位へ旅行や引っ越しをしても「すぐに何か良いことが起こるわけではない」ということを理解しておく必要があります。
方位学の効果は、漢方薬のようにゆっくりと現れるものです。取り込んだ良い「気」が、ご自身の運気に馴染み、具体的な幸運として形になるまでには、ある程度のタイムラグがあるのです。
すぐに結果が出ないからといって「当たらなかった」と諦めてしまうのは早計かもしれません。
理由③吉方位を一度しか試していない
たった一度、吉方位へ旅行に行っただけで人生が劇的に変わるというようなことは、後述するように、殆ど準備が整っている場合です。
待ったく準備していない状態で、吉方位に一度行っただけで開運効果が実感できるかというと、難しいケースが多いです。
方位学による開運は、いわば日々の「気の筋力トレーニング」のようなものです。
一度のトレーニングで筋肉ムキムキにはなれないように、一度の吉方旅行だけで運気が劇的に向上するわけではないのです。
大切なのは、諦めずに何度も継続的に吉方位のエネルギーを取り込み続け、自分が望む状態へ変化するための行動を行い続けることです。その地道な積み重ねが開運の条件を整え、ご自身の運気を強運体質へと変えていくのです。
理由④「開運」や「占い」を誤解している
最も多いのは、方位学をはじめとする「開運」という事や、そもそも「占い」を誤解している場合です。
どのような誤解かと言うと、占いを「予知能力」と同じものととらえていて
「〇〇をしたらこうなる」と全部わかるものと誤解しているパターンです。SFなどでは「ラプラスの悪魔」などの表現でいわれたりもします。
➡ 開運占い鑑定依頼
実際の占いとはそういうものではなく、その人の特徴を調べ、何かを実行する時の環境を調べ、こういう行動をした方が上手くいく「可能性が上がる」というものであり、「未来を確定させる行為」ではないのです。
条件が悪くて、今のままだと10%ぐらいしか成功しない人がいたとします。この人を占い、方位学をはじめとする開運法を使って、15%までアップさせることができたとしても、まだ失敗する確率が高いのです。ちなみに、方位学は最大でその人の運気を「3割」アップさせることが出来ると言われます。なので5%もアップさせるのは、本当に難しいのです。
これを100%にしてほしい。そうでないと「当たった」とは認めない!という考えの人からすると、占いや方位学は当たらない、と言われてしまうでしょう。
九星気学の方位取りが当たらない理由は?
吉方位取りを実践しているのに、なかなか効果が感じられない。
それには、もう少し深いレベルでのいくつかの理由が考えられます。
➡ 九星気学方位取り実践記(体験談) 方位取りへ 梅雨の晴れ間の貴重な日
続き― 方位学や九星気学は当たらない?占う前に押さえておきたいことを解説
この記事の続きは、以下のような内容です。
九星気学の方位取りが当たらない理由として、いくつかの具体的な解説されています。例えば、方位学の効果のタイムラグを理解していない・好転反応の可能性がある・自身にとって必要なことが起こる・まだ条件が整っていなかったなど、
方位学や九星気学は、決して未来を予言し人を怖がらせるためのものではありません。
それは、目には見えない自然の大きなエネルギーの流れを読み解き、それにうまく乗ることでご自身の人生をより豊かで幸せなものへと導いていくための、先人たちが遺してくれた壮大な「知恵」であり「技術」です。
「当たらない」と感じてしまうのは多くの場合、その奥深い仕組みや効果が現れるまでのプロセスについて、ほんの少しの誤解があるだけなのかもしれません。
方位学は当たらないと決めつけず、開運のための有効なツールとして活用してみましょう。
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