説明
心。 単行本 – 2019/6/19
稲盛和夫 (著)
稀代の経営者が導き出した人生の「最終結論」とは?
国内25万部、中国で100万部を突破したベストセラー!
京セラとKDDIという2つの世界的大企業を立ち上げ、JAL(日本航空)を〝奇跡の再生〟へと導いた、当代随一の経営者がたどりついた、究極の地平とは?
これまで歩んできた80余年の人生を振り返り、また半世紀を超える経営者としての経験を通じて、著者がいま伝えたいメッセージ――それは、「心がすべてを決めている」ということ。
人生で起こってくるあらゆる出来事は自らの心が引き寄せたものであり、すべては心が描いたものの反映である。それを著者は、この世を動かす絶対法則だという。
だから、どんな心で生きるか、心に何を抱くかが、人生を大きく変えていく。
それは人生に幸せをもたらす鍵であるとともに、物事を成功へと導く極意でもあるという。
つねに経営の第一線を歩きつづけた著者が、心のありようと、人としてのあるべき姿を語り尽くした決定版。
よりよい生き方を希求するすべての人たちに送る、「稲盛哲学」の到達点。
出版社: サンマーク出版 (2019/6/19)
発売日: 2019/6/19
言語: 日本語
単行本: 205ページ
サイズ・寸法: 13.21 x 2.29 x 19.05 cm
【本書の内容】
《もくじ(抜粋)》
プロローグ
人生のすべては自分の心が映し出す
善なる動機をもてば、成功へと導かれる
燃える闘魂もまた、「善なる動機」から生まれる
もっとも深い “心” は宇宙へと通じる
人生の目的は心を磨き、他に尽くすこと
第1章 人生の礎を築く。
人生を生き抜くためのシンプルな知恵
よいときも悪いときも感謝の思いで受け止める
喜んで感謝すれば、悪しき「業」も消えていく
ことあるごとに私が口にしてきた「感謝の言葉」
感謝すれば、厳しさもまた財産になる
謙虚さはよい人生を歩むためのお守りになる
いとも簡単に難事を成し遂げる「美しい心」の力
仕事に没入すれば「宇宙の真理」にふれられる
第2章 善なる動機をもつ。
なぜ「紙袋の行商」だけがうまくいったのか
利他という土台の上にこそ、成功という家が建つ
まず身近な人のためにできるかぎりのことをする
利他の思いから行動すれば、自らのもとに返ってくる
悪しき心をもつ人にはかかわらないのが最善の策
もてる能力は、「善用」してこそ活かされる
巨大になりすぎたものを滅ぼす、宇宙のもう一つの力
「足るを知る」生き方は自然界が教えてくれる
欲を減らし、思いやりを礎にした文明を築く
天から与えられた富も才能も社会に還元する
第3章 強き心で成し遂げる。
その瞬間に「できる」と思えば実現できる
開発を成功させる秘訣は、「あきらめない」こと
ネバーギブアップの思いが結晶した宝石の事業
文明の進歩を生み出したのも、すさまじい「思いの力」
高い目標を実現するためには思いを一つにすること
企業再生の第一歩は考え方を合わせること
従業員の心が変われば、会社は劇的に変わる
あきらめない意志の力が会社をよみがえらせる
未来を信じて進めば、「神のささやき」がある
第4章 正しきを貫く。
父と母から受け継いだ、二つの異なる気質
「正しさ」を貫くことの大切さは両親から教わった
逆風にさらされても、正しい道をまっすぐに行く
正しい生き方をすればこそ、人は困難にあう
不器用なほどに信じた道を歩んだ若き日の姿
人間としての「正しさ」を経営の原点に置く
損得ではなく、「人として」正しいかどうかで判断する
正しい判断は “魂” がもたらしてくれるもの
魂の真ん中にある真我から判断する
真我にいたれば、一瞬ですべての真理がわかる
第5章 美しき心根を育てる。
生まれたばかりの魂も美しいとはかぎらない
リーダーにふさわしいかは「心根」で決まる
組織のあり方を決めるのはリーダーの心
人格を高めなければ、人の心は動かせない
どんなときでも、心の手入れを怠らない
人生を拓く心のあり方を説いた哲人
心の力がもたらす不思議な現象の数々
真我に近づけばありのままの真実が見えてくる
「運命の師」との出会いで、人生を大きく変わる
親身になって人生を導いてくれた恩師のひと言
人生を支えてくれた妻という存在
家族があってこそ、これまでの成功があった
すべては心に始まり、心に終わる
●著者について 稲盛 和夫(いなもり かずお)先生
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。84年に第二電電(現・KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。このほか、1984年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。また、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ。主な著書に『生き方』(サンマーク出版)、『働き方』(三笠書房)、『稲盛和夫のガキの自叙伝』(日本経済新聞出版社)、『成功への情熱』(PHP研究所)、『君の思いは必ず実現する』(財界研究所)、『人生と経営』、『燃える闘魂』(毎日新聞出版)、(致知出版社)『ど真剣に生きる』(NHK出版)などがある。
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